2023年度後期のNHK朝ドラ『ブギウギ』!
予告映像を拝見して、主人公が歌って踊って周囲を明るくしていく様子に、すでに心が高鳴っています!
今回の主人公は花田鈴子という女性で、女優の趣里さんが演じられます。
花田鈴子のモデルとなる方は実在しているのでしょうか。
今回は、朝ドラ「ブギウギ」のヒロイン花田鈴子の実在モデルは誰か、そのモデルの生い立ちや経歴を調査してみました。
朝ドラ「ブギウギ」を楽しみにしている人は、必見です!
目次
【ブギウギ】花田鈴子のモデルは実在してる?
💃メインビジュアル公開💃
テーマは「音が聞こえてくる」。
戦後の日本で生活する人々が奏でる音と、ヒロイン・鈴子の歌と踊りが合わさり、楽しい音楽が聞こえてくるようです!#趣里 #ブギウギ pic.twitter.com/kDwxvkUVnE— 朝ドラ「ブギウギ」10月2日スタート (@asadora_bk_nhk) July 18, 2023
朝ドラ「ブギウギ」のヒロイン花田鈴子のモデルは実在しています。
メインビジュアルからも、花田鈴子の明るい人柄が伝わってきますが、そのモデルとなった方はどのような人なのでしょうか。
以下で、実在モデルについて詳しくみていきます!
【ブギウギ】花田鈴子の実在モデルはどんな人?
100歳近いご婦人同士が「次の主人公は笠置シヅ子らしいで」「今のらんまんも面白いで終わっちゃうの寂しいけど、笠置シヅ子はよう知っとる人やで楽しみやな」と頷きあっていて、その会話する姿はド迫力であった。 https://t.co/kzdXCSbKpD
— ぬえ🦅 (@yosinotennin) September 15, 2023
「ブギウギ」のヒロイン花田鈴子の実在モデルは、戦前から戦後にかけて活躍した歌手・女優で、かつてのスーパースター笠置シヅ子さんです。
当時の邦楽界には、リズムが激しい曲は少なく、歌手がソロで直立不動で歌うことがほとんどだったようですが、笠置シヅ子さんは先駆けてリズミカルな音楽と派手なダンスを取り入れ日本中を一世風靡しました。
戦後は『ブギーの女王』が代名詞となり、その偉業は今でも日本のポップミュージックに大きな影響を与え続けています。
今回の朝ドラ『ブギウギ』でも、ヒロインの花田鈴子が小さな頃から大好きだった歌やダンスで、戦後のスターになっていく様子が描かれているとのこと。
笠置シヅ子さんの活躍を直接見ていない視聴者が多いと思いますが、花田鈴子の人生を通して、J-POPの原点を知ることができるかもしれませんね!
花田鈴子のモデル笠置シヅ子さんのプロフィールをまとめてみました。
- 芸名:笠置シヅ子(三笠静子、笠置シズ子)
- 本名:亀井静子
- 生年月日:1914年(大正3年)8月25日
- 没日:1985年(昭和60年)3月30日(70歳)
- 出身地:香川県大川郡相生村(現、東かがわ市)生まれ
- 代表作:「東京ブギウギ」
【ブギウギ】花田鈴子の実在モデルの生い立ちから晩年まで
10月から始まる連続テレビ小説の主人公が生まれた町
#笠置シヅ子 pic.twitter.com/pmUdAKnhXL
— izu (@k74cycle) September 18, 2023
花田鈴子の実在モデルは笠置シヅ子さんと分かりましたが、ここでは笠置シヅ子さんの生い立ちから晩年を見ていきたいと思います。
笠置シヅ子さんは、1914年(大正3年)8月25日に香川県大川郡相生村(現在の東かがわ市)に生まれました。
しかし生後すぐに父親が他界、母親は母乳の出が悪く、出産のために里帰りしていた大阪府福島区の米屋の亀井うめさんという女性に貰い乳をしていたようです。
その後、笠置シヅ子さんは養子に貰われることになり、亀井家の娘として大阪で育ちました。
笠置シヅ子さんご本人は、のちに自分が養子であったことを知り、実母に会いに行ったようですが、2人が親子を名乗ることはありませんでした。
そのため笠置シヅ子さんも、ご自身の本名を「亀井」と名乗っています。
笠置シヅ子さんは、のちに東京での芸能活動を始めるわけですが、私生活では交際していた男性がいたようです。
その男性とは、9歳年下で吉本興業創業者の吉本せいさんの息子である吉本穎右(えいすけ)さん。
笠置シヅ子さんは彼の子どもを妊娠し、結婚へ向けて準備していたようですが、穎右さんの母せいさんから結婚が認められなかったため、生涯独身だったようです。
また、幼少期から病弱だった吉本穎右さんは、1947年に23歳の若さで子どもの誕生を待たずに亡くなってしまったそう。
笠置シヅ子さんは、穎右さんの遺言のとおり、穎右さんの名前に由来した名前を娘に付け、芸能活動を続けながら一人で娘を育てたとのことです。
歌手や女優で一時代を築いたスターも、晩年は体調を崩しがちになり、1985年(昭和60年)70歳の時に卵巣がんで死去しました。
朝ドラ「ブギウギ」でも、香川編と大阪編があるようで、花田鈴子の両親は「香川生まれで、大阪下町で銭湯を経営している」とされています。
また花田鈴子が青年に恋をし、青年を病で亡くしたあと一人で娘を出産するという、史実に似た物語が予告されています。
花田鈴子の生い立ちがどのように描かれるかも、ドラマ序盤のポイントとして注目です!
【ブギウギ】花田鈴子の実在モデルの経歴
笠置シヅ子さんとお嬢さん(昭和24年) pic.twitter.com/slqoMb8bfE
— ゲラ子 (@gerako555) September 16, 2023
続いて、笠置シヅ子さんの、芸能活動での華々しい活躍を一覧にまとめてみました。
▼花田鈴子のモデル、笠置シヅ子さんの経歴一覧
- 1927年(昭和2年)小学校卒業後、宝塚歌劇音楽学校を受験、身長が低く痩せ型だったため不合格
- 同年、「松竹楽劇部生徒養成所」を受験、合格入団し、娘役・三笠 静子として「日本八景踊り」で初舞台を踏む
- 1933年(昭和8年)「秋のおどり・女鳴神」に出演
- 1934年(昭和9年)日本コロムビアから「恋のステップ」でレコードデビュー
- 1935年(昭和10年)芸名を笠置シズ子に改名
- 1938年(昭和13年)「松竹楽劇団」(SGD)に参加し、服部良一と出会う
- 1939年(昭和14年)コロムビア専属歌手になり、「ラッパと娘」「ホットチャイナ」をリリース
- 1941年(昭和16年)戦時下のため松竹楽劇団は解散、「笠置シズ子とその楽団」の慰問活動に専念
- 1945年(昭和20年)日本劇場再開し最初の公演「ハイライト・ショー」に出演
- 1947年(昭和22年)服部良一作曲の『東京ブギウギ』が大ヒット、『ブギの女王』が誕生
- 1948年(昭和23年)黒澤明の映画「醉いどれ天使」でキャバレー歌手を演じる
- 1949年(昭和24年)高峰秀子との共演で「銀座カンカン娘」に主演
- 1950年(昭和25年)「買物ブギー」をリリース
- 1957年(昭和32年)「たよりにしてまっせ」を最後に歌手引退、笠置シヅ子として女優業に専念
- 1960〜1970年、多くの映画、ドラマ、テレビCMに出演
「ブギウギ」では、この笠置シヅ子さんの活躍が物語のもとになっていることになります。
花田鈴子は、ドラマの中でどのような人生を歩んでいくのでしょうか!
「ブギウギ花田鈴子の実在モデルは誰?どんな人で経歴は?」のまとめ
さて、新朝ドラ「ブギウギ」の花田鈴子の実在モデルは誰か、その実在モデルの経歴についてまとめました。
- 「ブギウギ」のヒロイン花田鈴子の実在モデルは、笠置シヅ子さん
- 笠置シヅ子さんは「ブギの女王」、日本のポップミュージックに革命をもたらしたかつてのスーパースター
- 私生活では、吉本穎右と交際し、一人娘がいる
今回、笠置シヅ子さんの、仕事でも私生活でも前向きで芯の強い人柄が伺えましたね。
朝ドラ『ブギウギ』では、花田鈴子の人生がどのように描かれるのでしょうか。
これは見逃せません!