アレルギー症状を抑えるために処方される薬、セレスタミン。
かゆみや炎症を伴う皮膚症状やアレルギー性鼻炎に効果があります。
そのセレスタミンですが、販売中止の噂がささやかれているようです。
アレルギーって本当に大変…。よく効くお薬が販売中止になるのは困りますよね。
本当に販売中止なら、セレスタミンに代わるお薬があるのかも気になるところ。
そこで今回のテーマは「セレスタミン販売中止はなぜ?理由や危険性、代わる薬を徹底調査!」。
セレスタミン販売中止の噂の理由やその危険性についてまとめていきます!
目次
セレスタミンは販売中止なの?
現在セレスタミンは市販薬はないものの、医師からの処方があれば手に入れることができます。
販売中止の噂を聞くと、
「セレスタミンを使っているのに…買えなくなっちゃうの?」
「今セレスタミンを使ってるけど、販売中止になるような薬飲まない方がいい??」
そんな風にと思ってしまいますが、その心配は必要はなさそうです。
なぜセレスタミンは、販売中止と言われるようになったのでしょうか?
セレスタミン販売中止の理由はなぜ?
セレスタミン販売中止の噂には理由がありました。
実際に2020年10月頃に高田製薬株式会社で製造されたセレスタミンの一部の包装のものが販売中止となっていたようです。
また2023年6月時点でセレスタミンは限定出荷や供給停止の対象となり出荷量が減っているようです。
とはいえ現状きちんと販売されていますし、全面的に販売中止になってしまったわけではありません。
セレスタミン自体に危険性があって販売中止になったわけではないですね。
セレスタミン毎日服用しても大丈夫?危険性は?
セレスタミン配合錠ダメだこれガチで眠い
子どもより寝てる pic.twitter.com/4VtP9In8E3— Y津 (@e_eok) September 18, 2023
セレスタミンの副作用として、眠気が出る危険性があります。
人によって副作用の出方は異なりますが、安全のためにも運転などの前に飲むのは避けないといけないですね。
また、セレスタミンにはステロイドが配合されていることから、長い期間に渡って何度も服用することは望ましくありません。
ステロイドは体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用がありますが、副作用が多いことでも知られています。満月のように顔がむくんでしまうムーンフェイスなどが有名ですので、聞いたことがあるかもしれませんね。
そのほか免疫力の低下や高血圧、むくみ、内臓への影響など、ステロイドの副作用は多岐にわたります。
身体への影響を考え、症状が改善したらセレスタミンはだらだらと使用するべきでないとされています。
セレスタミンに代わる薬は?
抗ヒスタミン剤とステロイド剤の配合剤であり、飲み方次第では危険性もあるセレスタミン。
セレスタミンは医師の処方がなければ販売できない医療用医薬品です。
病院に行く時間がなかったり、ドラッグストアなどで手に入れられる市販薬で対処したいときもありますよね。
セレスタミンと成分は異なりますが、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹や花粉症のための医薬品は種類が豊富にありますので、ドラッグストアはもちろんネットショッピングで手に入れることもできます。
セレスタミンに代わる市販薬をいくつかご紹介したいと思います。
効果や心配なこと、それぞれ特徴があるので迷ったときは参考にしてみてくださいね。
アレグラ
- 車の運転など、機械の作業をする
- お仕事中や試験中など眠くなっては困る
配合されている有効成分フェキソフェナジン塩酸塩の働きで、ハウスダストや花粉によるくしゃみ、鼻のアレルギー症状に効果があります。
空腹時にも飲めて、眠くなりにくいのが特徴です。
ジンマート
- 蕁麻疹がくり返し出てしまう
- 症状が広がってしまい塗り薬だけでは対処しきれない
- 顔や首などさまざまな部位に症状がある
体の中から蕁麻疹を治療する飲み薬。有効成分のメキタジンのほか3種類のビタミン剤が配合されてているおかげで、皮膚・粘膜の正常化及び湿疹・皮膚炎の改善作用により蕁麻疹に対して相乗的な効果が期待できます。
塗り薬だけではいまいち効果が感じられないとき、こういう飲み薬があるのは頼もしいですね。
クラリチン
- 薬の飲み忘れが心配
- 眠くなるのも心配
- 日中に薬を飲むのが難しい
有効成分ロラタジンの効果で服薬が1日1回で済むというのが助かりますね。第2世代抗ヒスタミン成分配合で眠くなりにくいのもありがたいです。
アレジオン
- ハウスダストなどによる辛いアレルギー性鼻炎症状に悩んでいる
- 眠気が心配
- 日中に薬を飲むのが難しい
こちらも1日1回、しかも寝る前に飲むことで長く効くのが特徴ですが、これは有効成分のエピナスチン塩酸塩を最大量配合しているから。
原因そのものを抑える抗アレルギー作用、症状を鎮めてくれる抗ヒスタミン作用、症状を悪化させない抗炎症作用の3つの作用でアレルギー症状をブロックします。
同じアレルギー用の薬でも、含まれている成分で全然効果が違いますね…。
買う前にしっかり調べて、安全に・効果的に使用したいですね!
セレスタミン販売中止はなぜ?理由や危険性、代わる薬を徹底調査!のまとめ
さて、今回は「セレスタミン販売中止はなぜ?理由や危険性、代わる薬を徹底調査!」についてまとめてみました。
- セレスタミンは一部商品が包装を理由に販売中止になったことがあるものの、問題なく販売されている
- セレスタミンは副作用もあり、長く頻繁に服用するのは避けたい
- セレスタミンは医師の処方が必要
- セレスタミンに代わる薬は種類も豊富。ドラッグストアなどで手に入れられる
- セレスタミンに代わる薬は成分によって効果・特徴が異なるので、買う前にチェックを!
お薬は正しく使って、毎日を健康で明るく過ごしたいですね!