初心者にも気軽に育てることができるサボテン。
見た目もかわいくインテリアとして飾る方も多いですよね。
そんなサボテンですが、実はIQ2~IQ3くらいあるって知っていますか?
「なぜサボテンのIQがわかるの?」と不思議に思いますよね。
実は植物の知能や記憶、感情について論文を書く研究者はたくさんいるのです。
それでも言葉を話せない植物。
なぜIQ2~IQ3あるとわかったのでしょうか。そもそもどうやってIQを測定したのでしょう。
今回はサボテンのIQ、測定方法や論文の中身について調べてみました!
目次
サボテンにIQが2~3あるのは本当?
IQ(intelligence quotient)とは知能能力を示す言葉です。
物事を理解できたり判断する力はIQの数値で計ることができます。
数値が小さいほど知能が低く、数値が大きいほど知能が高くなります。
IQ100を基本とし100を超えるとIQが高いと言われています。
逆にIQ20を下回ると物事を理解することができず、言葉を発するのも難しい状態を表します。
50~69 | 簡単な読み書きや計算ができる。言語も可能 |
35~49 | 簡単な読み書き、計算が部分的には可能。言語も可能 |
20~34 | 簡単な読み書き、計算が部分的には可能。言語はやや可能 |
20未満 | 読み書き・計算は不可能。言語がほとんど不可能。 |
「サボテンや植物に知能がある」というのはイギリスの植物学者が発表した論文に書かれていました。
研究の中で植物は生き延びるため、自ら考えて行動ができるということがわかったのです。
サボテンってIQ 2あるらしいです。
てか、サボテンに限らないけど植物って自分で環境に適応させていくから頭いいなと思う… pic.twitter.com/QzqHACocZT— SpringreeN (@NSpringree) August 2, 2020
身近な生物のIQといえば、犬がIQ19、ナマケモノがIQ3、ハムスターがIQ2.7、ミツバチがIQ1くらいと言われています。
サボテンも虫と同じくらいのIQがあるということになりますね。
サボテンにIQがあるのはなぜ分かった?どうやって測定した?
サボテンや植物のIQについて研究したのはドリー・ワーフスというイギリスの植物学者です。
ドリー・ワーフス氏はイギリスの科学月刊誌「FOCUS」に「植物には解決能力がある」という論文を発表しました。
この論文には植物は自らの生存本能のため、危険にさらされたとき「問題解決をする能力を備えている」と書かれています。
#コピアポア属 の黒王丸はよく咲いてくれますね。(^^) 過酷な環境に自生するからか、生存本能が強いのかも知れません。#ギムノカリキウム属 のボルチーは生長しているのか、いないのか、あまり変化が分かりません。ノギスでサイズを記録すべきかも。(^^;#サボテン #多肉植物 pic.twitter.com/LJgqonuUMz
— Takeshi Ikeda@趣味人 (@succulenttilla1) September 18, 2021
もちろん、IQテストをして測定したわけではないので正しい数値ではありません。
しかし、動物と同じように「植物には生きるうえで問題解決能力が備わっている」という研究結果から、植物にもIQがあるのでは!?と考えられたのです。
サボテンといえば、「話しかけるとよく育つ」と聞いたことはありませんか?
サボテンって話しかけるとよく育つ
と聞いたから話しかけてる🌵 pic.twitter.com/foqkAn1TYT
— 駒場(Ken) (@Wv1Lh) May 17, 2021
サボテンに限らず植物に話しかけたり音楽を聞かせることで成長が促されるというのは昔から研究されています。
音を発することで空気が振動し植物に伝わるとか、植物に触れることで接触形態成形を刺激され成長に変化をもたらすなど言われています。
プレゼントでいただいたた🌵
サボテンは話しかけるとよく育つと聞くので名前をつけて話しかけることに
大体の色のイメージで左から
むっちゃん、たかぴ、あさむ、はるきです🌵 pic.twitter.com/kHkiSFsb8N— mameko* (@mameko111111) June 20, 2022
IQと関係があるのかはわかりませんが、植物は言葉は理解できなくても何かを感じる力を持っているのかもしれません。
実際にお家でサボテンを育ててみるのも楽しそうですね!
話しかけたり音楽を聞かせると本当に育つかも!?

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サボテンにはなぜIQがあるのか?論文の内容とは?
論文では植物の問題能力を調べるため、寄生植物であるネナシカズラと、栄養状態の異なるサンザシの木を使って実験をしたそうです。
中世ヨーロッパの恋愛に纏わるお歌集に、春に花咲くサンザシの木の描写がときたま出てきます。互いに惹かれつつも、時の世の縛りによって成就できぬ愛を実らせる場所として、夜明けのサンザシの木を選んだ男女は少なくなかったとか。サンザシは精霊の住まう場でもあり、神聖な領域でもあったようです。 pic.twitter.com/FJS67N3AdD
— 繻 鳳花 (@shuhohka) November 28, 2022
栄養状態の良いサンザシの木と栄養状態の悪いサンザシの木を用意し、寄生植物であるネナシカズラを移したところ、なんとネナシカズラは栄養状態の良い木を選んで絡みつくことがわかったのです。
ネナシカズラだ、寄生植物 pic.twitter.com/EqfYBlHL3f
— りょうぼう@ドール沼 (@zawastw) September 11, 2020
もし栄養状態の悪いほうに寄生してしまうと、栄養が足りなくなりネナシカズラは生きていけません。
つまり、ネナシカズラはより長く生き延びるため状態の良い木を選んだということになります。
このことから自ら木を選ぶことができる=知能があると考えられたのです。
サボテンで実験をしたわけではないのですが、サボテンを含む他の植物にも同じように生き延びるための能力が備わっていると考えられています。
サボテンってIQ2あるらしいですよ…(‘ω’)
今日メンバーから聞いてびっくりしました🌵
ちょっと気になって植物のIQについて調べたら、アカシアの木というのが他の動物に攻撃されそうになったら食べられないよう不快なにおいのる物質を出すそうです、植物にも攻撃を感知して身を守る能力があるんですね pic.twitter.com/zKMgGmqphY— 株式会社AJIMA (@ajm_sem) April 8, 2022
サボテン以外の植物もIQ高いの?
生き延びるため自ら行動をする植物は他にもいます。
例えば、アカシアの木は不快な匂いのするタンニン酸を出し、外敵から捕食されることを防ぎます。
また捕食されたアカシアの木は、葉からある種の匂いを発散します。周囲のアカシアの木々はその匂いを察知し、次の攻撃者が来る前に自らタンニン酸を出して防御反応を取ります。
皆様へ 3月17日水曜日 ✨アカシア花✨
春色の小さな黄色花アカシア花気持ちを明るくさせてくれるアカシアの木にはやぶさが遊びに来ました!アカシア花言葉は秘密な恋!友情!気まぐれな恋などです!おはようございます今日もお付き合いよろしくお願いします!起きてますか?すいすいの水曜日だよファイト pic.twitter.com/5pYcYmAxdd— 🍒✨のん✨🍒ニックネームのんちゃん❣️ (@auUuF4SrC9SuGMY) March 16, 2021
他にも外敵から身を守るための防御反応を見せる植物はたくさんあります。
春を感じるひととき🌼
ミツバツツジの蕾が勢いよく弾けそうな感じです❣️
みんな帽子を被っているようで可愛いですねぇ♪淡い紫色で優しさも伝わってきます🌸✨
観察してみると花部分は少しベタついてます🤏
自分の身を守るために外敵を防いでいるんですね👏植物って賢いですねぇ
✨✨ pic.twitter.com/McupdES3iF— ローズリングかのや (@roseringkanoya) February 17, 2023
ありがとうございます🙇♂️
写真見ていたら声が聞こえました😅
じつは、植物も会話しているそうです…🥰🌿「悪い虫が来たよ」とか「病気にかかったから気をつけて」とか、互いに会話して(揮発成分や植物ホルモンを放出)外敵に対する防御力を高めているそうです。🤔
【虫に喰われた桜の葉】 pic.twitter.com/xrtfKboWgp— わげん あいご (@AigoWagen) July 21, 2022
IQ数値がどのくらいかは不明ですが、やはり植物も生きるために様々な知恵を使っているんですね。
サボテンにIQが2~3あるのはなぜ分かった?測定方法は論文に書いてる?のまとめ
サボテンにIQがあることがなぜわかったのかを調べてみました。
- 植物にIQがあるという論文は、イギリスの植物学者が発表したものでした。
- 寄生植物を使って実験をしました。
- 生き延びるために自ら行動を選択する植物がいます。
- サボテン以外でも身を守るために防御反応をする植物がいます。
なぜサボテンにIQ2~IQ3ほどあるのか。
研究段階のため現時点ではまだ解明されないことも多いようです。
しかし、この論文で発表されているように「植物には自然界で生き延びるために自ら選択する能力」が少なからずありそうですね。
IQ2~IQ3とはいえ、知能がなければこの自然界で生き延びることも、外敵から身を守ることもできません。
サボテンや植物には私たちの知らない未知の部分がまだまだありそうです。
これから新しい論文が発表され、植物の秘密が解明されていくのを楽しみにしましょう!