2023年前期のNHK朝ドラ【らんまん】がいよいよ4月3日からスタートします。
108作目となるNHK朝ドラ主演はエール(窪田正孝さん)以来3年ぶりとなる男性俳優である神木隆之介さんです。
【らんまん】とは春爛漫(はるらんまん)、そして天真爛漫(てんしんらんまん)から取ったタイトルとのことです。
放映季節と重なり春らしく明るい朝ドラになりそうな予感です。
主演の神木隆之介さんがどのように演じるのかはもちろん楽しみですが、脚本のあらすじ内容や、原作があるならばチェックしてみたいですね。
本記事では朝ドラ【らんまん】の脚本の原作はあるのか?など、ドラマのあらすじも含め情報を一足早く皆様にお届けしたいと思います。
目次
朝ドラ【らんまん】の脚本家は誰?
朝ドラ【らんまん】の脚本家は劇作家でもある長田育恵さんです。
長田育恵さんは自身が旗揚げした劇団てがみ座の主宰でもあります。
社会問題を持ち味とした作品を様々な形で世に送り出してきた長田育恵さんは、主に近代の作家をモデルにした作品で評価され数多くの賞を貰っています。
長田育恵さんはミュージカルや舞台、さらにはオペラやゲームのシナリオを手掛けるなど幅広く活躍する脚本家の一人です。
テレビドラマの脚本も手がけている長田育恵さんですが、NHKとの縁が深いようです。
代表作のほとんどがNHK作品であることや、実在の人物をモデルとした作品を得意とした傾向にあることから、今回の朝ドラ脚本家起用の一因になったのではないかと推測されます。
脚本家長田育恵の経歴
長田育恵さんの経歴をまとめてみました。
- 東京都大田区出身で1977年5月18日生まれの現在45歳
- 私立普連土学園中・高等部を経て早稲田大学第一文学部文芸専修卒業
- 早稲田大学在学中よりミュージカルの脚本・演出などを皮切りに戯曲を中心に活動開始
- 2009年に劇団てがみ座を旗揚げ
- ミュージカル・舞台・ドラマ執筆活動中に岸田國士戯曲賞をはじめとする数々の賞を受賞
- 2023年前期朝ドラ【らんまん】の脚本家に選ばれる
脚本家長田育恵の代表作
長田育恵さんはこれまで沢山の戯曲や脚本を書かれていますので、ここでは数ある作品の中での受賞作を取り上げたいと思います。
- 第70回文化庁芸術祭賞 演劇部門 新人賞(てがみ座『地を渡る舟』)
- 第19回鶴屋南北戯曲賞(グループる・ばる『蜜柑とユウウツ -茨木のり子異聞-』)
- 第53回紀伊國屋演劇賞 個人賞(青年座『砂塵のニケ』、てがみ座『海越えの花たち』、PARCO PRODUCE『豊饒の海』)
- 第28回読売演劇大賞選考委員特別賞(公益財団法人せたがや文化財団『現代能楽集X~能「道成寺」「隅田川」より』)
- 第28回読売演劇大賞優秀作品賞(PARCOプロデュース『ゲルニカ』)
- 2021年東京ドラマアウォード 単発ドラマ部門 優秀賞(NHK特集ドラマ『流行感冒』)
wikipedia 引用
一般的な知名度はまだ低めの長田育恵さんですが、受賞作の多さから実力は折り紙付きのようです。
朝ドラ【らんまん】の原作はある?
本日、1月18日は日本の植物学の父といわれる牧野富太郎博士の命日です。今年のNHK朝ドラ「らんまん」のモデルにもなっています。牧野博士は小石川植物園で活躍した研究者の一人です。今年は小石川植物園でも牧野博士にまつわる色々な企画を計画中。お知らせをお楽しみに。#小石川植物園 #牧野富太郎 pic.twitter.com/cpoyuj1FnE
— 【公式】東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園) (@bg_utokyo) January 18, 2023
長田育恵さん脚本の朝ドラ【らんまん】は原作はなくオリジナルストーリーとのことです。
但し物語には実在のモデルがいます。
1862年5月22日(文久2年)~1957年1月18日(昭和32年)までの94年間の生涯を全うした高知県高岡郡佐川町出身の植物学者、牧野富太郎さんです。
この「日本植物学の父」と呼ばれる牧野富太郎さんの生涯を主軸に、登場人物名や団体名を一部改称してのフィクションとなります。
長田育恵さんが今回の主人公モデルに牧野富太郎さんを選んだ理由にはコロナ後の世界を連想したところにあるようです。
長田育恵さんは、この世界規模の感染症が収まった先の世界はもう少し風通しの良い、優しい世界が広がるのではと考えたそうです。
その時浮かんだ顔が牧野富太郎さんの笑顔だったとのことでした。
長田育恵さんの描く朝ドラ【らんまん】の脚本には牧野富太郎さんが名付けたという1500種もの草花が富太郎さんの笑顔と共に描かれるのではないかと期待してしまいます。
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朝ドラ【らんまん】のあらすじをチェック!
⚘ #らんまん 人物紹介 ⚘
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槙野万太郎 #神木隆之介高知で酒造業を営む裕福な商家の一人息子として生まれる。
植物の魅力にとりつかれ、その秘めた才能を発揮する。
独学で植物学をきわめ、東京大学 植物学教室の門をたたく。#朝ドラ #4月3日スタート pic.twitter.com/dZvR4IktbS— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) February 8, 2023
江戸時代末期の1862年(文久2年)4月に土佐(現在の高知県)の酒造業を営む裕福な商家で生を受けた槙野万太郎(まきの・まんたろう)は身体は弱いものの大変明るい性格の子供だった。
周りが不思議に思うほど、植物に夢中な子供だった万太郎に母親の房子は惜しみなく愛情を注いでいたが、万太郎が6歳の時病死してしまう。
すでに父親も亡くしていた万太郎は祖母であるタキに育てられることになる。
タキは名家の跡取りとして藩校に入学させた。
最初こそなかなか馴染めなかった万太郎だが、植物の挿絵の本に魅了されたことをきっかけに勉学に励むようになり、その後他学問においても頭角を現すようになる。
明治新政府の新たな学校制度のもと小学校に入学したものの、教育程度の低さに自主退学してしまい、家業よりも植物採集に勤しむ生活を送り始めた万太郎に上京の機会が訪れる。
万太郎は旅の途中での博物学者たちとの出会いを通し、日本各地の珍しい植物や海外からの植物を目の当たりにする。
東京帝国大学植物学教室の門を叩いた万太郎は研究に没頭し、目覚ましい活躍をするが、他の教授の嫉妬の対象になったり、低学歴などを理由に数々の嫌がらせを受けるようになる。
しかし万太郎は一途に自分の植物学の道を突き進んでいくのであった。
【らんまん】のロケ地は高知県などの牧野富太郎さんが実際に訪れた場所で撮影されています。
困難にめげずに一心に植物学に打ち込む万太郎がこの先どうなっていくのか楽しみですね。
【らんまん】朝ドラの脚本や原作を調査!あらすじもチェック!のまとめ
- 朝ドラ【らんまん】の脚本は劇作家でもある長田育恵さんが担当
- 長田育恵さんは大学在学中から現在に至るまでミュージカルや劇を中心に活躍
- 長田育恵さんの代表作は演劇「地を渡る船」・ドラマ「流行感冒」他多数
- 朝ドラ【らんまん】のモデルはいるが原作は無くオリジナル脚本
- 朝ドラ【らんまん】のあらすじはモデルである牧野富太郎の生涯を土台にしている
明治維新・大正・昭和そして未曾有の戦争を生き抜きひたすら植物に生涯を捧げた朝ドラ【らんまん】のモデルである牧野富太郎さんを、長田育恵さんの脚本を通し神木隆之介さん他俳優陣ががどのように体現するのか期待が膨らみます。
4月3日からの朝ドラ【らんまん】の放映スタートが待ち遠しいですね。